過払い請求と利息制限法と出資法

By | 2016年3月8日

過払い請求をすることによって、違法な金利で取り立てた返済と、合法な金利との差額分の過払い金を取り戻すことができます。

未だに返済で苦しんでいる方も多いですが、長期間の返済の苦労が報われるチャンスなので、是非とも知っておきたいものです。

というのは、過払い請求をしないと、消費者金融の方から返してくれるという事はないからです。これは請求しないと戻ってくることのない権利です。違法行為には刑事罰のあるものとないものがあります。

刑事罰のあるものについては、社会的な通念として悪い事に関して義務を負います。利息については利息制限法と出資法という二つの法律があります。

出資法には刑事罰がありましたが、利息制限法には罰則がありません。その為、刑事罰のない利息制限法は無視され、出資法に抵触しない範囲内で年利が適用されてきました。今はその矛盾をなくすために、出資法の利息上限を利息制限法に合わせてあります。

過払い請求で取り返すのは一つ前の利息制限法を超えた分の利率でついた返済分です。さかのぼったとしても、当時に刑事罰がなかった事には変わりはありません。その為、特にこちらから請求しなければ消費者金融はなんの罰則も受けないですし、即違法分を返還する必要もないのです。

過払い金は調べないとわからない

過払い金の存在は調べてみないとわかりません。昔から消費者金融やカードローンでの借金を繰り返していたような方ならもしかしたら、過払い金があるかもしれません。ただ、それはもしあったとしても業者は教えてくれません。気になる方は無料で調べてくれる弁護士事務所がありますので、そちらに依頼するといいでしょう。

弁護士に相談すると簡単にしらべてくれます。多くの方が弁護士を利用して、過払い金返還請求を行っています。ただ、これらの過払い金には時効がありますので、それまでに請求を行わないとお金はかえってきません。明細がない場合などは弁護士に相談するとどうにかしてくれます。